「頼んでよかった」「勤めてよかった」「この会社があってよかった」
~すべての皆様に言っていただける存在であるために~

 株式会社新中央は、2012年に創設50周年の佳節を迎え、
「新中央運送株式会社」から「株式会社新中央」に社名変更いたしました。

 当社の歩みは、昭和37年前身である「新中央運送店」を、私の祖父がここ和歌山の地に創業したことに始まります。わずかトラック4台での創業から、祖父、父の代と地域に拠点を擁する企業の発展とともに歩みを続け、現在では従業員90名、車両台数70台を数え、近畿ならびに東海エリアを中心に、地域発着のきめ細やかな物流サービスを提供することができるようになりました。

 この間、物流業界に対するニーズは複雑かつ高度化しており、顧客企業の事業や消費者の生活において物流の果たす役割もまた、年々その重要性を増してきております。当社では、そうした時代と市場の要請に応え、お客様の事業課題を解決すべく、各種サービスの充実に努めてまいりました。決まったスケジュールに運行する定期輸送サービス、24時間セキュリティシステムによる倉庫サービス、小口のお荷物を積み合わせて翌日配送するJIT共同配送サービス、冷凍冷蔵庫によるコールド・チルド輸送サービスなどは、その代表的なものです。

 しかし一方、重要なのはこれら設備やサービスの拡充だけではありません。最終的に物流を動かすのは「人」であり、物流という事業を構成する全ては、人と人とのつながりで成り立っていると私たちは考えます。とかく業務効率やコスト面だけを強調して語られることの多い物流という仕事ですが、目先の利益にとらわれ、安全や品質がおろそかになっては元も子もありません。

 お客様の大切な荷物をお預かりする私たちにとって何より大切なものは信頼であるはずです。送り出す人から受け取る人へ、事業を走らせ、日常を支える、たゆまぬ日々のリレーに思いを馳せ、さらなる価値向上をめざすこと。それこそが永続的で発展的な信頼という至上価値を生むものと思っております。

 お客様、お取引様、提携先様、従業員、地域の皆様、すべての皆様に、「頼んでよかった」「勤めてよかった」「この会社があってよかった」と言っていただける存在であるために、人の心を大切に考え、皆様を笑顔にできるような事業展開をめざし、今後も事業に取り組んでまいります。

 また、物流という枠組みだけで物事をとらえることなく、お客様事業の持続的発展、地域経済の振興、緊急性を増す地球環境問題への配慮、雇用創出・人材育成といったさまざまな観点から大きな視野で事業の未来を見据え、これからも皆様とともに発展に努めてまいります。 

 何卒変わらぬご支援とご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

株式会社 新中央
代表取締役社長 寒川由佳子